ふたご座流星群と新流星群2012/12/14 22:00

2012年12月14日の午前4時に極大となりました。新月で気圧配置も最高の条件となって都内でも撮影することができました。

今年はふたご座流星群の夜に、うお座方向から飛んでくるような流れ星が見えたら、それはうお座を中心として流れる新たな流星群かもしれないらしい。以下の文章はアストロガイドを参照したものです。

新しい流星群のもととなっているのは、ウィルタネン彗星(46P/Wirtanen、ワータネン)です。1948年に発見された公転周期5.4年の短周期彗星で、近日点(太陽にもっとも近づく点)が地球軌道のすぐそばにあります。

ロシアのMikhail Maslovさんの研究によれば、今年初めて、その軌道と地球軌道が交差するとされており、彗星からのダストが残るその場所を地球が通過するのは12月10日から14日、ちょうどふたご座流星群と同じ時期になります。

NASA流星状況局のBill Cookeさんによれば、宵の時間帯に新流星群の流れ星が現れやすく、深夜から未明にかけてはふたご座流星群の流れ星が現れやすく、新流星群は1時間に30個ほどの流れ星が現れ、ふたご座に比べてゆっくりと空を横切る特徴があると予想されています。

国際天文学連合では、現在95の流星群が正式に認定されており、今回の流星群が新たなものとして認定されるには、安定的に出現するかどうかの確認が待たれます。

ウィルタネン彗星と、ふたご座流星群のもととなる小惑星ファエトンの軌道(ウィルタネン彗星は直径約1.2kmの核を持つ短周期彗星)

観測時間2012.12.14.04:00~06:00北斗七星付近

①2012.12.14.04:01 ふたご座流星群

②2012.12.14.04:45 ふたご座流星群?

③2012.12.14.04:49 ふたご座流星群

④2012.12.14.05:23~26 ISS情報は無く、うお座方向からの飛来(6コマ)

⑤2012.12.14.05:42 うお座方向からゆっくり飛来(2コマ合成)

⑥2012.12.14.04:00~05:45 (205コマ合成)

              Sonyα55+18-55(18)@Tokyo

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