Nスペ「遭遇!巨大彗星」改2013/12/04 22:00

アイソン彗星崩壊に伴いNHKスペシャル「遭遇!巨大彗星アイソン」のタイトルが「宇宙生中継 彗星爆発 太陽系の謎」に変更となって4日放映された。

思えば2009年に日本では46年ぶりの皆既日食があったが、前日まで晴れていたのにトカラ列島は風雨で観測できなかった映像が放映された。

しかし、今回は世界的規模で観測されていたこともあり、SOHOがとらえた映像やキットピークに集まった研究者たちなどに加えCGを交えた親しみやすいバラエティ宇宙科学番組となった。

アイソン彗星が崩壊せずにもっと大きくなっていたら12月にはイラストのように東の空にこんな風に見えるはず?だった‥

アイソン彗星の大きさは直径4kmくらいで、汚れた雪だるまの大きさを感じるための比較では‥東京上空ではこんな感じ‥大きい?小さい?

アイソン彗星が崩壊していく様子:水蒸気のジェットが吹き出し、砂粒や岩のかけらのようなものも一緒に吹き出しながら太陽に接近していく。

太陽に引きつけられた彗星は秒速380kmになり、2000℃に達した彗星は崩壊してしまった。その様子の想像CGです。

アイソン彗星の崩壊(もろさ)の原因として、他の彗星と比べてとても柔らかいため、崩壊して水蒸気やチリになってしまったと考えられています。

★アイソン彗星の生い立ちは46億年前の太陽系誕生まで遡り、無数のチリが放出された後40億年前にペリドットが含まれた破片が惑星の重力の影響によって遙か彼方に飛ばされ、オールトの雲を形成したと考えられています。

遙か彼方へ飛ばされていく課程で、氷などが付着して彗星が形成されていくと考えられており、緑色に見えるのは彗星から出てくる分子の色です。

その後、惑星の重力影響によって太陽と地球の1万倍以上の遙か彼方に飛ばされ、オールトの雲を形成したと考えられています。

★宇宙からの生中継は‥回線がつながる範囲の上空からのみで‥主に北アメリカ上空の時だけでした。

地上400kmの上空にいるISSの若田さん(JAXA宇宙飛行士)につながります(ISSは1時間半で地球を一周しています)。

NHKとJAXA(宇宙航空研究開発機構 )がISSに持ち込んだ超高感度4Kカメラで撮影された映像が報じられました。

尾の長さは地球の600個分もあるのだそうです。宇宙で彗星の動画が記録されたのは世界ではじめてかもしれないそうです‥(撮影日:2013.11.23)。

4Kカメラでの録画映像(番組がはじまる前の名古屋上空:19:20ころ)このほかにオーロラの映像も放映されました。

              Nスペ/NHK

ラブジョイ彗星(20131205)2013/12/05 20:00

2013.12.03(日本時)アイソン彗星がほぼ消滅して今後の観測が困難となった知らせがあった同じ日に、今年9月にオーストラリアのテリー・ラブジョイさんが発見した彗星(C/2013 R1)が光度を増していることが報じられた。

12月上旬には3等級まで明るくなり眼視でも確認することができる可能性もある‥と報じるサイトがある一方で、明るさは4等級ほどと予想されるので双眼鏡で探してみよう‥と報じているサイトもあった。

さっそく国立天文台等のサイトでラブジョイ彗星の位置を確認して、天気予報とにらめっこし、12月5日に観察してみることにした。もともとアイソン彗星観察予定の日でもあったので、うれしい誤算?となった。

朝5時からの観察で、晴天であったものの低空は街明かりでイマイチだった。光害地域なので眼視・双眼鏡では見えなかったものの、かんむり座を頼りにすぐに発見することができた。想定光度は4等くらいだろうか。

彗星は「汚れた雪だるま」と表現されるが、太陽系の内側で生まれた彗星を構成する物質には水の成分だけではなくペリドット(緑色の宝石)を含んでいるため緑色に輝いて見えるそうです。アイソン彗星も緑でした。

2013.12.03.17:08配信(時事通信)

ラブジョイ彗星の位置

2013.12.05:00-05:05 A-55+11-18mm 日の出1時間30分前

2013.12.05.05:14 Zuiko 90mm+NEX-5 , iso400 , F2→2.8 , 30s

2013 .12.05.05:14 Zuiko 90mm+NEX-5 トリミング

2013 .12.05.05:14 Zuiko 90mm+NEX-5 トリミング(ピクセル等倍)

2013 .12.05.05:26-32 Zuiko 90mm+NEX-5 グリーンに輝く彗星

2013 .12.05.05:26-32 Zuiko 90mm+NEX-5 トリミング

街あかり(光害地帯)

天気図

週間天気予報

              TOKYO JAPAN

ラブジョイ彗星(20131208)2013/12/08 07:00

今年は3月にパンスターズ彗星、11月にアイソン彗星、そして12月にはラブジョイ彗星と3つの彗星を記録することができた。今朝は3時に目が覚めたものの曇り空。4時になっても雲はとれず、ダメもとで4時半に視界の開けた観察場所へ行ってみるも曇り空。5時まで待って雲がとれなければ帰ろうと思っていたが、5時になってやっと雲が流れ始めた。かんむり座を目安にラブジョイ彗星はすぐに見つかったものの、眼視での観察は出来ず4等くらいの明るさではないかと推測できた。30分後に再び雲が流れてきたので観察は終了。

2013.12.08.05:08 A-55+50mm , iso100 , F1.8→2.8 , 20s ノートリ

2013.12.08.05:15 A-55+50mm , iso400 , F1.8→2.8 , 15s ノートリ

2013.12.08.05:22 Zuiko 90mm+NEX-5 , iso200 , F2→2.8 , 30s

2013.12.08.05:29 Zuiko 90mm+NEX-5 , iso200 , F2→2.8 , 30s

2013.12.08.05:29 Zuiko 90mm+NEX-5 トリミング

2013.12.08.05:29 Zuiko 90mm+NEX-5 トリミング(ピクセル等倍)

2013.12.08.05:33 A-55+18-55mm , iso400 , F3.5 , 4s

ラブジョイ彗星の位置

天気図

              TOKYO JAPAN

カワセミ@UKM12082013/12/08 18:00

アイソン彗星とラブジョイ彗星の観察もひと段落して、天体望遠鏡はフィールドスコープに早変わり。久しぶりにkenko63-540+NEX-5で撮ってみる。どれも50mほど先でピクセル等倍までトリミングしてます。寒気の影響で今季一番の冷え込みでした。

























               Kenko 63-540 +  NEX-5 @ Tokyo UKM

ラブジョイ彗星(20131209)2013/12/09 07:00

天気は下り坂で半ば観察することを諦めていたが、朝4時に目が覚めたときはなんとかいけそうな感じがした。夜明け前の気温が2℃と昨日よりさらに寒くなったが、昨日撮ることができなかった緑色の彗星とかんむり座の光跡を記録することができた。90mmでは彗星の尾を写すことができたが、540mmではアイソン彗星のような尾を写すことはできなかった。午前7時ころにはすっかり曇り空で明日は雨。彗星観察はきっとこれで終了です。名古屋市科学館によると15日ごろまで4等級の明るさで見られるが、ガス状に広がるため同じ等級の星より暗く見えるということです。

2013.12.09.04:35-05:35 A55+11-18(18mm)

2013.12.09.04:42 Zuiko 90mm+NEX-5 , iso800 , F2→2.8 , 3.2s ノートリ

2013.12.09.04:42 Zuiko 90mm+NEX-5

2013.12.09.05:12  Kenko63-540+NEX-5 , iso12800 , 2s  ノートリ

2013.12.09.05:20  Kenko63-540+NEX-5 , iso12800 , 2s

2013.12.09.05:23 Kenko63-540+NEX-5 , iso12800 , 2s

2013.12.09.05:40 Zuiko 90mm+NEX-5 , iso200 , F2→2.8 , 13s ノートリ

2013.12.09.05:40 Zuiko 90mm+NEX-5

2013.12.09.05:58 A55+11-18(11mm)

天気図

              TOKYO JAPAN