平成26年8月豪雨2014/08/22 22:00

2014年8月20日未明に広島市で土砂災害による大きな被害が出た。台風11号が去った後の停滞前線による全国的な大雨については気象情報のみならず主要なニュース番組でも報じられていたが、真夜中になって豪雨に見舞われた場合の避難行動はそう簡単にできるものではなかった。

自然災害に対する避難行動に関しては、行政の出す避難情報だけを信じて待つのではなく、日頃から得ることができる気象情報などを正しく理解し、その時々の状況に応じて命を守るための判断力を身につけることが大切。気象警報が出た時点で身を守るための心の準備を始めたい。

しかし、そうは言っても数十年住み続けた思い出いっぱいの我が家を最後まで守り続けたいという気持ちは理解できる。私なら土石流が迫ってくるその瞬間まで避難しないかもしれないないと思ったりもする。暗闇の豪雨の中で行動することはとても困難だと感じた。

気象庁は22日、平成26年7月30日から発生した豪雨について「平成26年8月豪雨」と命名した。天候不順が続いたことによる日照不足と雨の影響で農作物などに大きな影響をもたらした。

8月17日のニュースでの呼びかけ

8月17日は岐阜県で集中豪雨


8月17日の気象情報では21日までの大雨に関する注意を呼びかけた


8月20日午前3時ころ広島で土石流多発(避難勧告は間に合わず)




8月21日以降は滋賀県、秋田県などで豪雨による被害が出た

8月22日は北海道で土砂崩れ

群馬県では雷による火災も発生した

日本各地には土砂災害危険区域がたくさんあるよだが、「特別警戒区域」の指定はとても少なく、住民には危険箇所を知ってもらうことを優先しているらしい。「特別警戒区域」に指定されると住宅建設時の建築確認など規制や制約を伴うため地価下落や風評被害を心配する住民の反発があるという皮肉な事情があるようだ。山や川や海などの近くはどこも危険が潜んでいる。

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