阿蘇山19年ぶりに噴火2014/11/28 22:00

11月25日から噴火活動が続く熊本県の阿蘇山で26日朝、19年ぶりに噴石が確認されました。

福岡管区気象台によると、26日午前5時過ぎ、阿蘇・草千里に設置しているカメラの映像で火口から噴き上がる噴石を確認し、阿蘇中岳で噴石を確認したのは、1995年3月以来19年ぶりのことです。

26日午前9時頃には、噴煙が上空1000メートルまで上がり、気象台は火山灰による農作物の被害に注意するよう呼びかけました。

27日には噴煙の高さが一時火口からおよそ1500メートルに達し、風下側では火山灰が降ったようです。

気象庁は、熊本県の阿蘇山で現地調査を行った結果、小規模から中規模の「ストロンボリ式噴火」と呼ばれるマグマが関与した噴火が起きていたと発表しました。

ストロンボリ式噴火とは、噴火形態の一つで噴石、火山礫、火山弾が数千メートルの高さに達する噴火に用いられる分類で、名前はイタリア共和国ストロンボリ山から取られているそうです(wiki)。



今年は、西之島、御嶽山などでの火山噴火が続いているため、観測体制の強化が叫ばれましたが、現在80人しかいない観測従事者では100以上あるすべての活火山の観測は不可能だとされています。
 
 
 
 

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