エアレース2015日本初上陸 ― 2015/05/17 18:00
世界最速のモータースポーツ「エアレース」が2015年5月16日(土)・17(日)に日本では初めて千葉県の幕張海浜公園で開催された。個人的なレポートは以下のとおり。金も払わず場外で観戦しといて言いたい放題で御免。
初日に行ってみようと思っていたが午後に歯医者の予約を入れてしまったので翌日に行くことにしてネットで会場付近の様子を検索して情報を得てみる。初日は小雨が降る曇天で地元の人たちの写真入りツイートを見ていると意外と空いていて場外からでも十分観戦することができるようだった。入場者数は6万人で2日あわせて12万人を見込んでいるらしい。1日の入場者数が20万人を超える自衛隊の航空祭に比べれば殺気立った感じは全然しない。
まぁちょっと見ることができればいいかなという気持ちで地元情報を基に場外の穴場スポットとプログラムを確認して行ってみることにした。午前中は近くの公園で野鳥観察をして、お昼ころ到着をメドに幕張ではなく検見川浜に向けて出発。東京駅10:**発の京葉線で現地入りをして穴場スポットを目指す。穴場スポットはやはり穴場でコース全体を見渡すことができるばかりかスタートゴールをバッチリ撮影することができる場所だった。さすが地元情報。
オフィシャルサイトのアナウンスでは‥エアレースは高さ25メートルの空中コースを低空飛行する競技です。会場外から競技をご覧いただくことはできませんので、予めご了承ください‥とのことだったが、地元の人たちは現場の状況をよくわかっていて場外でも十分に満喫することができるスポットに集まっていた。そこは主に地元の人たちだけで大きな混雑といったほどの人出はなかった。難点というほどのことではないが近くにトイレ・売店はない。
この場所は来年以降人気スポットになるかもしれないので個人的には最初で最後ということにしよう。次に行く機会があったらチケットを買って場内で観戦してみようか?海上(船上)から観戦するツアーもあったりするからこちらも魅力的。今回は運良く天気に恵まれたが屋外競技なので当日の天候が読めないチケットを買うには勇気がいる。観戦だけならテレビやネットでも放映されるようだ。今回はエアレース日本初上陸ということで行ってみた。
開催30分前に現地入りして撮影場所を確保して決勝終了直後に退散。観戦ツアー費用は交通費550円×2+飲食代400円。行きも帰りも電車は座って移動することができた。ゆっくり入ってさっさと退散。撮影枚数は2000を超えた。撮影条件は逆光+スモークと陽炎的な影響で一部ピント甘め。体感気温は午後2時現在で40℃(実際は28℃?)。持参した食料は梅おにぎり2個+お茶+梅干。必需品は帽子と濡らしたタオル。
■問題点と今後の課題
個人的には混雑も混乱も不満も何もなく無料でゆっくり陸側の場外から観戦することができたが‥高い料金を支払って観戦した人々からはいくつかの問題点が提起された。
飲み物・食べ物が持ち込み禁止になのに対し、飲み物・食べ物の売店が少ない又は遠い。そのため飲み物が買えず熱中症気味になった人が出た。ちなみに水は500円で販売されていた。
ゲートによって持ち物チェックの基準がバラバラで「おにぎりと飲み物を捨てろ」と言われた人もいれば、ノーチェックで飲み物・食べ物・シート類など何でも持ち込めた人もいた。
再入場不可であることと、入場するのに2時間以上もかかり、あげくの果てにいろいろ没収され、開催前からスタッフと入場者との間の空気が悪化し、クレームが続出した。
会場と陸側場外の歩道に仕切りがなく、歩道から場内(東京湾)が丸見えとなったため、直前になって人の背丈ほどの目隠しの幕を設置した。実際のところ場外からも見えた。もちろん海側は何もなし。
場外からの無料観戦という点については、海上(船上)からの観戦も同様なので、陸の歩道側だけに目隠しをするという主催者側の苦肉な行為にも疑問が残る。まぁこれは良しとしよう。
2日で1.5万円は安いという声がある一方で、高いチケットを買ってはるばる遠方から観戦に来た者にしてみれば場外から無料で同じように観戦することができること自体にがっかりした人もいた。
大会名誉会長である千葉市長が経済効果を期待して広報しているのだから、千葉市としても会場(幕張海浜公園)内の衛生面(特設トイレに手洗い場が無いところがあったなど)や熱中症対策(飲料水の配布)などに配慮(主催者と自治体の連携)を深めるべきだった。
レッドブル・エアレース千葉2015の広告
大会名誉会長である千葉市長のコメント
幕張海浜公園ロケーション
レーストラック
エリアマップ(一応各エリアごとにトイレと売店はあるようだ)
チケットプライス
プログラムチェック
美浜大橋は高さ7m(立ち止まり禁止?)
スタート・ゴール地点‥もうすぐはじまる
スタート・ゴール エントランス
プレミアムスカイラウンジ
11:47 場外フリースペースロケーション(目隠し前)
エアレース:チャレンジャーカップ ― 2015/05/17 19:00
何しろ日本初で誰も(特に私)がエアレース観戦初心者なのでチャレンジャーカップといわれてもマスターカップの前座なのかよくわからない。Wikipediaには「チャレンジャークラスはレッドブルが提供するエクストラ 300LXを使うワンメイクレースとなる。」と解説してくれている。「レッドブル・エアレースを観る前に知っておきたい情報まとめ」サイトは以下のアドレスで確認することができるので読んでおいたほうがよいね^^。
12:00~6人が飛んだ‥巨大スクリーンでもライブ中継
尾翼に123と表示があるが飛んだ順は231231で中身は不明
逆光なのが残念だが被写体までの距離は十分近い(A55+170-500mm)
エアレース:パイロットおさらい ― 2015/05/17 19:30
予選順位順に確認しておこう。少年のようにカッコいいおじさん達^^v
1位:ニコラス・イワノフ 51.102秒
2位:マティアス・ドルダラー 51.530秒
3位:ポール・ボノム 51.653秒
4位:マット・ホール 51.951秒
5位:マイケル・グーリアン 52.014秒
6位:マルティン・ソンカ 52.024秒
7位:カービー・チャンブリス 52.086秒
8位:フアン・ベラルデ 52.106秒
9位:室屋義秀 52.429秒
10位:ピート・マクロード 52.614秒
11位:ナイジェル・ラム 53.375秒
12位:ハンネス・アルヒ 53.416秒
13位:ピーター・ベゼネイ 55.183秒
14位:フランソワ・ルボット DNS
カービー・チャンブリス:Team Chambliss:Edge 540 V3
ポール・ボノム:Team Bonhomme:Edge 540 V2
決勝当日の天気図
エアレース:マスターズ-R14(1) ― 2015/05/17 20:00
午後1時5分にマスターズ・ラウンド・オブ14が始まりました。14機中の前半に飛んだ7機について飛行した順に掲載します。
マスタークラスパイロット
13:05~いよいよ始まりです
ピート・マクロード(カナダ)Team:Garmin Racing:Edge 540 V3
マイケル・グーリアン(アメリカ)Team:Team Goulian:Edge 540 V2
マット・ホール(オーストラリア)Team:Matt Hall Racing:MXS
室屋義秀(日本)Team:Team Muroya 31:Edge 540 V3
マルティン・ソンカ(チェコ)Team:Team Sonka:Edge 540 V3
ハンネス・アルヒ(オーストリア)Team:Team Hannes Arch 22:Edge 540 V3
エアレース:マスターズ-R14(2) ― 2015/05/17 21:00
午後1時5分に始まったマスターズ・ラウンド・オブ14は、午後1時58分に14機すべてが飛び終わりました。ここには8番目から14番目に飛行したものについて順に掲載しています。
ポール・ボノム(イギリス)Team:Team Bonhomme:Edge 540 V2
フアン・ベラルデ(スペイン)Team:Team Velarde:Edge 540 V2
カービー・チャンブリス(アメリカ)Team:Team Chambliss:Edge 540 V3
ピーター・ベゼネイ(ハンガリー)Team:Team Besenyei:Corvus Racer
マティアス・ドルダラー(ドイツ)Team:Matthias Dolderer Racing:Edge 540 V3
フランソワ・ルボット(フランス)Team:Breitling Racing Team:Edge 540 V2
ニコラス・イワノフ(フランス)Team:Team Ivanoff Hamilton:Edge 540 V3
最近のコメント