口永良部島火山情報第9号+2019/01/17 22:00

昨年12月から‥再び活発になってきた口永良部島火山‥噴火しました‥以下気象庁ホーム > 各種データ・資料 > 火山に関する情報の発表状況からの引用

火山に関する情報の発表状況:火山の状況に関する解説情報(口永良部島第9)平成31年1月17日17時30分発表

火山名 口永良部島 火山の状況に関する解説情報 第9号:成31年1月17日17時30分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台
 
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
口永良部島では、本日(17日)09時19分に火砕流を伴う噴火が発生しました。今後も同規模の噴火が発生する可能性がありますので、新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

 
 
1.火山活動の状況
 新岳火口では、本日(17日)09時19分に火砕流を伴う噴火が発生しました。気象衛星の観測によると、噴煙は、新岳火口縁上約6000mまで上昇しました。また、本村東観測点で201Paの空振を観測しました。その後、噴火は15時27分頃まで継続し、現在は停止しています。
 
 本日、鹿児島県の協力により実施した機上観測では、噴火に伴う火砕流の痕跡を、新岳火口から北西側に約1.9km、南西側に約1.6km及び東側に約1kmの範囲まで達していることを確認しました。大きな噴石は、新岳火口から概ね1km飛散し、南西側では最大で約1.8km飛散していることを確認しました。
 
 本日実施した、現地観測及び聞き取り調査では、屋久島と種子島の一部で降灰が確認されました。
 
 本日、東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁が実施した観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり2200トン(速報値)と前回(16日、200トン)と比べ増加しています。
 
 火山性地震は多い状態で経過しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も多い状態で経過していることから、今後も同規模の噴火が発生する可能性があります。
 
 
 
 
 
 
 
 
2.防災上の警戒事項等
 新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。