明治村の機関車と路面電車memo2007/08/11 21:00

蒸気機関車(SL12号)

明治のはじめ、煙をあげて走る蒸気機関車を「陸蒸気」と呼んだ。明治村の「なごや」駅と「とうきゃう」駅の間を連日走行している機関車は2両ある。そのうちの一両、蒸気機関車12号は鉄道開業の2年後、1874年(明治7)イギリスから輸入されたものである。輸入当初の車輌番号は23、新橋―横浜間を走り、明治42年の車輌の改番で165となり、明治44年に尾西鉄道に払い下げられ、12号となった。
尾西鉄道と名古屋鉄道が合併した後も、番号はそのまま引き継がれ、昭和32年まで使用されていた。

製造所:イギリス シャープ・スチュアート社(Sharp Stewart & Co.)
長さ:7,995mm
重さ:空車時17.49t、運転整備時21.43t
形式:1B形タンク式







京都市電(創業年代 明治28年(1895))

1881年ドイツにおいて初めて電車の営業が開始されたが、わが国では市内電車として明治28年(1895)に開業した京都市電が最初である。

京都では、琵琶湖からひかれる疏水の有効的な利用法として日本最初の水力発電がはじまり、明治24年に電力供給が開始された。さらに明治28年の第4回内国勧業博覧会の開催地が京都に決定したことも重なり、京都電気鉄道が設立され本格的にその敷設へ向けて動き出した。そして明治26年に電気鉄道敷設許可がおり、明治28年伏見線が開業した。




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