スチルカメラ2011回顧録2011/12/01 22:00

モーターショーで発表されたトヨタと富士重工が若者向けに作り上げた『FT-86』は、トレノ・レビンの延長線上の型番だが、2000GTを思わせるようなスタイリッシュなデザインは、その時代を共に過ごしたおじさん世代にはとても魅力的に映る。不況の時代を生きる現代の若者にどれだけマニュアル6速で走る楽しさが伝わるのか疑問が残るが、多くの若者が2ドアのスポーツカーを乗りまわす時代になって欲しいと願う。


スチルカメラに関しては、フィルム時代回帰のデザインはあっても、もはやそこに戻ることはないのだろう。家電製品化されたカメラはフィルム時代には考えられなかった領域にまで入り込み、今もなお進化し続け、多様な分野において今後も私達を楽しませてくれることだろう。カメラと呼ばれない製品にまでカメラ機能があるものが一般化された現在においては写真の楽しみ方も変わってくるのであろう。

そこで、この1年で気になったカメラをいくつか振り返ってみよう。

個人的に購入したカメラはSONYαNEX-5であった。発売から1年余が経っていたが、ファームアップされたそれは発売当初の不具合を全て解消した完成品であると感じた。当初の購入目的は、フランジバックの短さであり、ほぼ全てのレンズを使用することができることとフィッシュアイコンバータのコストパフォーマンスの高さであった。


天体写真の撮影用としては、バリアングルのライブビューモニター、マニュアルフォーカスアシスト機能と軽量なボディの優位性を実感し、カワセミ撮影では秒7コマの連写で実力を発揮した。


こんな小さなカメラでここまで楽しませてくれるとは思ってもみなかったので、個人的には大満足な1台となった。カメラ自体の完成度とコストパフォーマンスはとても高いと感じた。後継機のNEX-5Nも早く使ってみたいと感じる。

次に、この1年で気になったカメラたち‥

①富士フイルムの3Dカメラ
 劇場映画や液晶テレビで3D映像が話題となったが、一時的なブームのような感じで震災後にはあまり話題になることはなかった。立体映像の鑑賞自体は新しいものではないが、デジタルカメラでここまで本格的なものは他には無く、一度は体感してみたいと感じる。
FinePix REAL 3D W3  http://fujifilm.jp/personal/3d/camera/finepix_real3dw3/

②ペンタックスの防水カメラ
 水深10mまで耐えうる本格的な防水カメラ。レンズの周りには5灯のLED照明もあり特殊な撮影用途にもむいている。GPSを搭載し、1.5mからの落下にも耐えうる衝撃性能もありタフガイな1台であること間違いなしである。
PENTAX Optio WG-1 GPS   http://www.pentax.jp/japan/products/wg-1/

③ニコンのプロジェクター搭載カメラ
 フィルム時代にはリバーサルで撮りプロジェクターで鑑賞する楽しみ方が一般的であったが、デジタルになってからはパソコンかデジフォトフレームでの鑑賞が一般的なのだろうか?この1台で昔懐かしい楽しみ方を体感できるだろう。
NIKON COOLPIX S1200PJ  http://www.nikon-image.com/products/camera/compact/coolpix/style/s1200pj/

さて、あなたはこの1年でどんなカメラが印象に残りましたか(^-^?

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