突発性難聴の治療(日々更新)2013/04/01 22:00

突発性難聴とは突発的におきる原因不明の難聴で、厚生労働省の特定疾患に指定されている難病である(ただし医療費の助成のある特定疾患治療研究事業対象の疾患ではない)。2001年の調査では、人口100万人に対して275人の割合で発症。

発症は突然であり、患者は難聴になった瞬間を語ることができるほど突発的である。ある程度の時間をかけて徐々に難聴が進んだようなケースは突発性難聴ではない。

随伴症状として耳鳴りや耳閉憾を伴うことが多く、半数程度の患者は発症の瞬間には強いめまいを伴うが強いめまいは1回だけであり、強いめまいを繰り返したらほかの疾患の可能性を考える。

ステロイド(感染症に対して抗炎症作用を持つ)が効果を発揮することからウィルス感染を原因とする説と毛細血管の血流が妨げられ内耳に血液が十分届かずに機能不全を引き起こすという内耳循環障害説などがある。患者調査の傾向からストレスを原因の一つとする意見もある。

内耳循環障害説では健康人の発症が多いことや、再発しないことが説明できず、きわめて症状が似ている疾患にムンプスウイルス感染によるムンプス難聴やヘルペスウイルス感染による内耳炎があり、ウィルス原因説には矛盾はないためウイルス感染説が有力とされている。

適切な早期治療と安静が極めて重要である。重度であれば入院での加療が望ましい。治療方法は前述の仮説を想定したものが中心となる。一般的には発症から1週間以内に治療されれば治療成績は比較的良好であるが、それ以降は治療成績は落ち、2週間を過ぎると治癒の確率は大幅に低下する

【以上、ウィキペディアなどからの抜粋】

【参照:難病情報センター/突発性難聴/副腎皮質ステロイド


私の場合、3月30日(土)午後2時20分ころに車の運転中に突然やって来た。カーステレオの音が変に感じ何度調節しなおしても改善することはなかった。このとき自分自身に何が起こっているのか察知することはできなかったが右耳から音が聞こえなくなった事実だけは感じた。

幸いめまいや吐き気を伴うことはなかったが、その後、ピー、キーンといった耳鳴りが夜まで続き、これはおかしいと感じてネットで調べたところ、突発性難聴にたどり着いた。どのサイトも発症から2週間以上経つと治療の効果が激減するとの記載があった。

翌日は日曜日。休日診療の病院を調べて行ってみるものの、どの病院にも耳鼻科の医師は対応していなかったため、救急のみの対応か翌日の対応ということであった。仕方なくこの日は諦めて新年度早々の翌4月1日(月)の朝一で総合病院に隣接した附属のクリニックへ行くことにした。

①部長先生の問診では、症状を伝え、鼓膜に異常がないか、振動を感じるかの確認をされた。

②次に、聴力検査を実施され、わずかな音に対してちゃんとボタンを押せなかったことも重なって?複数の要因が考えられる重度の突発性難聴であると診断されてしまった。完治する確率30%、半分程度回復する可能性は30%、完治しない可能性もあるという説明であった。施設の整った大学病院でのCT検査も含め入院を勧められたが、基本的な治療内容は通院での治療と大きく変わらないということであったので、3日間の経過をみて、改善がない場合は入院を検討することにした。投与する薬の副作用を含めた説明もしてくれた。

③そして‥即‥治療開始!ステロイド剤の点滴‥かと思ったら「パルクス」と書いてあった。ステロイド剤は錠剤のプレドニゾロン錠5mgというものだった。パルクスについて調べてみると‥パルクスはプロスタグランジン製剤でありかなり高価。白い液体のアンプルで、生食100mlに溶解すると牛乳のように見える。これをしばらくすると足の疼痛や皮膚潰瘍などが改善する。もちろんSLEの皮膚潰瘍や熱傷の酷いものにも有効である。突発性難聴に有効な理由はたぶん内耳の微小循環を改善するからであろうと思われる。発病後2ヶ月以上過ぎていた患者がパルクスを実施して完治した例がある。パルクスは大正製薬が販売しているが、リプルという名前で三菱ウェルファーマからも併売されている。このどちらかがジェネリックというわけではない精神科医のブログより(発症から治療開始までの経過時間約35時間30分)。


④点滴を終え、会計(初診・検査・点滴等3割負担額5220円)を済ませ、薬をもらい、JR~地下鉄を乗り継いで職場へ向かう。


⑤昼食後(12:50)血管を広げて血液の流れを良くする薬の投与開始!


治療開始1日目(点滴から12時間後)にして、右耳の微かに反応する感覚を覚えた。仕事や生活に支障が出るほどの耳鳴りは無くなった。直るだろうか?薬は欠かさず飲み続けなければならない。

4月2日(火)2日目もちゃんと薬を飲んで、パルクスの点滴を受けにクリニックへ向かう。昨日は左手だったので今日は右手。問診を含めた処置費は1960円(レセプトの点数は654点)。夜には破れたスピーカーから小さな音が聞こえてくる感じになった。でもまだほとんど聞こえない。薬の副作用は今のところ一切無い。軽い耳鳴りはつづく‥。


4月3日(水)3日目‥聴力検査の結果で入院するかの可否を決められてしまうため初日より集中して検査に望む。その結果は初診より良い結果であり入院することなく、引き続き通院での治療を続けることとなった。聴力のほうはイヤホンから音漏れがする程度の高域の音が時々聞こえるくらいになったが、通常の活動に支障がない程度の耳鳴りは終日治まらなかった。
聴力検査チャートイメージ(多少のギザギザは補正してこんな感じでした)
看護師によって点滴の針と管の止め方が違うのがおもしろい^^。

4月4日(木)4日目‥別の耳鼻咽喉科の医師が担当の日、問診と点滴。触っても何も感じなかった右耳全体の皮膚の感覚が戻ってきた。神経が麻痺していたのかな?ピンクノイズ的な耳鳴りは今日も続く。聴力の変化はメディアプレーヤーでセルフチェックしてみる。高周波の音は雑音のように少しずつ聞こえるようになってきたが、まだまだ聞こえるといった域ではない。

4月5日(金)5日目‥今日も問診と点滴で経過を見守る。点滴前の聴力検査は2日前とほとんど変わらず重度の難聴状態が続く。安静にしていない分耳鳴りは治まらないのか。耳鳴りが聞こえるのは生きている証なのか?安静にしていたほうがいいのだろうが、今日も点滴のあと仕事へ向かう。仕事でのストレスは避けることができないものだが悪影響にならないことを祈る。

4月6日(土)6日目‥発症から1週間が経つ。駅ホームのスピーカーからの放送はある程度聞こえてきたが、医学的な症状に変化はなく、なかなか回復の兆しが見えない。10日にMRIで脳を検査をすることになった。安静にして静かにすごしてみるが、コンサート会場のような大きな音が出る場所でなければ大丈夫なのだそうだ。プレドニゾロンは朝昼晩各2錠に変更。

4月7日(日)7日目‥この点滴を1週間以上することはできないらしい。今日で点滴は終了。クリニックは休診日なので総合病院の内科で処置をしてもらう。遠くないけど車で行ってみた。カーステレオの聞こえ方は発症した時のような異常が和らいだようだが、振動が伝わる程度のような気がする。よほどのことがない限り、運転すること自体に影響することはないと思う。



4月8日(月)8日目‥通常どおりJR・地下鉄を乗り継いで仕事へ行き、朝昼晩に決められた薬を服用する。土日の休養のせいか朝から少し聞こえが良くなってきたような気がした。仕事中は耳鳴りが続き頭の中がボーっとすることが多々あったが、仕事を終え職場を離れた途端、夜風のせいなのか耳鳴りが静かになり、あたりの音が澄んで聞こえるように感じた。耳鳴りが完全に消えることはないが地下鉄・JRでの音がよりはっきり聞こえるようになった。

4月9日(火)9日目‥通常どおり仕事へ行き、朝昼晩に決められた薬(投薬は徐々に減ってプレドニゾロンは朝昼各2錠)を服用する。普通に聞こえるような感覚にはなったものの、耳鳴りは治まらず、きっと右は聞こえていても左に比べて2分の1も聞こえていないのかもしれない。それでも感覚が戻ったことで左右の違和感はほとんど無くなった。明日の聴力検査でその結果は出るのだろうが、初診の時を思えば確実に回復傾向にある。0から一気に100までは行かなくとも、今は30~40あたりなのかな?

4月10日(水)10日目‥受付が1番だったので、受付の人が気を利かせてMRI担当者と調整をしてくれて、MRIは診察(聴力検査)後の午前9時40分ころからとなった(結果は後日)。聴力検査の結果は、思いのほか良かったのでステロイド剤による治療は終了し、めまいの症状は無いものの軽い耳鳴りが治まらないので、メニエール病予防のための治療に切りかえることになった。明日から薬剤師さんがまずいと言った飲み薬が始まる。毎食後30mlの薬が追加された。次回の診察は15日。

なんと飲み薬が1箱(1日3回×5日分)

MRIは9時40分からに変更

生まれて初めてのMRI‥30分間撮られまくりで、電子画像による断層診断などが行われるらしい。撮影中のSF映画のような音にメロディーを付けてCDにしたいと思うくらい不思議な体験であった。「音」聞こえてるな~
待合室に置いてあったMRIのパンフレットから抜粋

4月11日(木)11日目‥今日からメニエール病予防のための飲み薬がはじまる。そんなにまずくはなくて甘くて渋い赤ワインの味がした。気になるのは耳鳴り‥最初のイソバイドを服用して1時間後‥耳鳴りが小さくなった?かな?気のせいかな?やっぱり気のせい‥仕事中は耳がボワ~ッとして落ち着かない。残業も重なり夜は耳鳴りがひどくなって調子が悪い。薬をちゃんと飲んでゆっくり様子を見守るしかないかな‥。

4月12日(金)12日目‥午前中は右耳を中心に顔の右側がボワ~っとした感じで、耳鳴りがしているのか閉塞感があるのか何だか落ち着かない。事務職とはいえ仕事中のストレスが無いとはいえず終日不安定な感覚が続く。仕事を終え帰宅後にやっとストレスから解放されたのか右耳の違和感が和らいだ。でもまだまだスッキリはしない。

4月13日(土)13日目‥発症から2週間目‥右耳のボンヤリした感じは残るが、今日は気分転換で久しぶりに野鳥観察に出かけてみることにした。街の雑音から離れて川のせせらぎと鳥のさえずる声を聞きながら一日を過ごしてみた。少しだけ都心を離れて気持ちもリラックスし症状も良い方向に向いてくれたような気がする。

4月14日(日)14日目‥今日も森林浴ができる環境に少しだけ身を置いて過ごしてみる。右耳の閉塞感と耳鳴りは完全には解消しないが、気持ち的にはかなり回復してきたような気がする。当初は回復まで2~3か月はかかると覚悟していたが、思いのほか早く症状が軽くなった。明日5日ぶりの検診で聴力検査をしてくれるので、その結果が気になる。

4月15日(月)15日目‥MRIの検査結果は脳内の神経・血管ともに異常なし。聴力検査の結果は年齢相応のところまで回復している。ある程度の右耳の違和感は慣れていくしかない。引き続きメニエール病予防のための投薬を続ける。精神面でも前向きに通常の生活を送るようにすること。ということでした。今日も忙しい週明けの月曜日、休日が待ち遠しい^^かな?

4月16日(火)16日目‥気にすれば気になる。気にしなければ気にならない。そのくらいに回復したようだ。あとは小さな耳鳴りは気にせず慣れろか。薬の服用はまだまだ続く。

4月17日(水)17日目‥耳鳴り‥ほとんど気にならなくなった‥かな?小さい音は聞こえるには聞こえるが左耳のようにクリアには聞こえない。

4月18日(木)18日目‥通常の生活は何ら支障はないが、静かな環境になるとキーンという耳鳴りはまだ残っている。

4月19日(金)19日目‥症状は昨日とほどんど変わらないが、当初は2・3ヶ月はかかると思っていたので予想以上に回復している。

4月20日(土)20日目‥検査5日ぶりの聴力検査では、ほんの少しだけ改善しているので、もうしばらく同様の投薬をして、徐々に薬を減らしていくことになった。改善傾向が頭打ちになればその状態でほぼ固定するのだろう。

4月21日(日)21日目‥年代別の聴力レベルを調べてみる。どのサイトのグラフが正確なのかわからないが、だいたい加齢に伴い高音域が聞こえにくくなるらしい。平均すれば年齢相応に聞こえてきている。

4月22日(月)22日目‥日中はほとんど気にならないが、静かな場所に行くとキーンという小さな?耳鳴りが聞こえる。症状は平行線。20dBまで聞こえているらしいので左右の違和感は一切ない。めまいもなし。

4月23日(火)23日目‥症状は昨日と変わらず。仕事のある日は過剰に神経を使わないようにすることはできないので、知らずしらずのうちにストレスがたまっているかも‥早めに眠っても早めに目が覚めてしまうし‥。

4月24日(水)24日目‥症状変わらず横ばい?通常の生活に支障なし。

4月25日(木)25日目‥症状変わらず横ばい?通常の生活に支障なし。

4月26日(金)26日目‥症状変わらず横ばい?通常の生活に支障なし。

4月27日(土)27日目‥1週間ぶりの聴力検査の結果は左右ともに約20dBで年齢相応に回復したとのことでした。予防ための投薬(①末梢神経のはたらきを助けて、しびれ・痛み・麻痺などの症状を改善する錠剤、②脳や手足の血管を拡げて血液の流れをよくし、めまい・更年期障害などの症状を改善する錠剤、③血管を拡げ血液の流れを良くして、心不全・めまい・頭部の障害などを改善する顆粒剤、④血清の浸透圧を高めて脳圧を下げる飲み薬)は5月11日までの2週間分出してくれた。生活に支障のない程度の耳鳴りは慣れていくしかないかな‥消えるといいけど発症時に比べれば回復レベルにはなった。これまで(4/1~5/11)の治療費(負担額)は33,820円。交通費なし。入院なし。

4月28日(日)28日目‥GW2日目は野鳥観察。

4月29日(祝)29日目‥GW3日目は静かに過ごす。

4月30日(火)30日目‥治療開始から1ヶ月‥五体満足‥五感ほぼ満足。

5月11日(土)聴力検査は前回より良くて左右がほぼ同じになるまで回復した。小さな耳鳴りに対する治療は投薬を続けることになるが、人によって半年だったり1年だったりするらしい。医師は「セオリーどおりの治療を進めましょう」ということで、メクチール錠、アデホスコーワ顆粒、イソバイド20ml(メニエール病改善剤)を2週間分処方してくれた。次回の診察は2週間後。

すぐに治療を開始することができなかった浜崎あゆみさんは、治療の甲斐なく聴力を失ってしまった(産経新聞2008.1.28)。その後回復したかは不明?


春の嵐2013/04/07 12:00

4月5日(金)の朝一番から気象予報士たちが連携して台風並みに発達する春の嵐に注意を呼びかけていた。まずは蘭ちゃんからスタート^^!


2番手は檜山さん


3番手は弓木さん


再び檜山さん登場!


平日の日中は記録できないので割愛‥帰宅後は21:00以降の気象情報

今日の4番手はシックな井田さん





4月6日(土)土日の気象情報は南さん担当!待ってました^^!


ニュース7の前の気象情報では渡辺さん

ニュース7ではトップで注意を呼びかけた。

ゴールデンタイム寺川さん登場!





4月7日(日)おはよう日本で各地の被害状況を報じた。

 
  神奈川県海老名市

  神田川・目黒川にはじめて氾濫警戒情報が出た

  JR信越線 妙高高原ー関岡間

そして、締めくくりは南さんの総集編で決まり^^!





東海や関東では峠を過ぎたが、北日本ではまだまだ荒れた状態だった。



               天気予報FUN!

淡路島地震memo2013/04/13 19:30

午前5時33分‥1995年1月の阪神淡路大震災を思わせる大きな揺れがまた起きた。東南海地震との関連性は不明。東海地方もゆれた。地震は予知できない。



               地震列島日本

春の野川2013/04/13 20:00

柔らかい日差しと春風が心地よい野川。お気に入りの場所で休日を過ごす。








        α55+170-500@TokyoNGW

求愛給餌2013/04/13 20:30

産卵前の体力づくり^^? 食べて食べて食べまくり。 雄は疲れ気味?











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