台風8号memo(1)2014/07/11 23:00

2014年7月4日にフィリピン沖に発生した台風8号は、7月7日に沖縄の南海上で930hpまで勢力を上げて、気象庁は7日午後7時に台風では初めて『特別警報』を出して厳重な警戒を呼びかけた。

910hpまで発達するのでは?と予測されたが、北上するにつれ海水面温度が下がったせいか、勢力を保つことはなく衰えていった反面、遠く離れた前線を刺激して各地で被害を伴う豪雨をもたらした。

台風8号は速度を上げつつ勢力を弱め7月11日午前0時ころ、愛知県の南海上を東へと移動していった。

2014.07.04.15:00(台風発生)

2014.07.07.15:00 (930hp)
2014.07.07.19:00(水蒸気)

2014.07.08.15:00 (945)
2014.07.08.19:00(水蒸気)

2014.07.09.15:00 (970hp)
2014.07.09.19:00(水蒸気)

2014.07.10.15:00 (985hp)
2014.07.10.19:00(水蒸気)

2014.07.11.15:00 (1006hp)
2014.07.11.19:00(水蒸気)

海面水温(2014.07.07)
海面水温平年差(2014.07.07)

台風の進路


積算雨量(2014.07.10:24時間+予測6時間の累積)


              天気予報ファン

台風8号memo(2)2014/07/11 23:30

最大級で沖縄に接近した台風8号は、発生直後から天気予報などで注意を呼びかけていたが、全国で死者3名、負傷者63名、住宅の全半壊等94棟、浸水590棟、各地で停電、河川の氾濫、土石流により中央西線が寸断されるなどしたほかに、暴風や洪水による農作物への影響も大きかった。

7月5日(土)台風が前線を刺激することによる大雨に注意を呼びかけた。

7月7日(月)午後7時すぎに台風では初めて『特別警報』が出された。

予想気圧910hp以下、風速60メートル以上で『特別警報』が出される。

7月に日本列島に影響を与える台風としては過去最強クラス(気象庁談)

将来は温暖化により最強クラスを超えるスーパー台風も予測されている。

7月8日(火)には東名高速道路が一部通行止めとなった。

7月8日(火)明日の天気予報(前線付近での大雨に注意を呼びかける)

7月9日(水)この日は注意を呼びかけても被害が多かった。

7月9日(水)台風から離れた前線がもたらす大雨に注意!

7月9日(水)新潟県では50年に1度の記録的大雨(気象庁発表)

7月9日(水)午後5時40分ころ長野県で記録的な短期大雨

7月9日(水)長野県で土石流によって遮断された中央西線

7月10日(木)の風の予想

7月10日(木)台風は990hpまで弱まった。

7日からの積算降雨量

              天気予報ファン