デングとエボラと異常気象 ― 2014/09/06 10:00
地球温暖化に伴う気候変動はもはや止めることのがきないのだろうか。今年は毎月どこかで今までにない豪雪や豪雨を記録している。それに加えて海水温度の上昇も止めることができない。地球表面の環境は変わりつつある。
過去に異常気象や巨大災害を特集したテレビ番組はどれほどあっただろうか?今年は日常的に報じられるようになったが、避難勧告を担う各自治体防災担当者には気象庁などから集まる膨大な情報を解析する能力を期待できない。なぜなら気象庁ですら予測困難とする状況が増えてきているからだ。
防災だけではなく、この夏には代々木公園を訪れていた3人がおよそ70年ぶりに国内でデングウィルスに感染したことが確認され、それ以降全国14の都道府県であわせて74人が感染していることが判明した。感染源はヒトスジシマカなどの蚊で、感染後2~10日ほどで突然の高熱で発症するようだ。世界的には昨年1年で2万人以上が感染し、8人が死亡していると報じられた。
9.11追記(9.10までの感染者は全国で97人、そして9.11に100人を超えた)
ウィルスの驚異はこれに止まらず、世界的な驚異はエボラウィルスだ。世界保健機関(WHO)は5日、西アフリカを中心に感染が拡大しているエボラ出血熱による死者が2000人を超えたと発表した。国際社会が利益の出ない後進国への医療に力を注いでいなかったことも拡大の原因に上げられている。
さて、9月と言えば台風シーズン。とはいっても、今年は大きな被害を伴った7月の台風8号、8月の台風11号と12号で、もう台風にはうんざりしているところだが、南の方には台風の卵(熱帯低気圧)が発生している。今後の進路が気になるところ。前線を伴うと大雨になる。
天気予報ファン
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