水星と金星とISSと2014/05/17 23:00

5月17日(土)の観測目標は夜明け前のISSを記録することだった。前日からの澄み切った空でISSだけでなく、日の出前・日没後に明るく輝く惑星も観測することができた。

夜明け前は金星が魚座で-4.1等と明るく輝き、日没後は水星が牡牛座で-0.5等と明るく午後8時過ぎまで観察することができた。木星は双子座で-1.9等、火星は乙女座で-0.9等、土星は天秤座で0.1等で風が強く大気の状態は悪かったがすべてを記録することができた。

地球の代わりにISSを交えて並べてみた

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日本人的な配列で「日月火水木金土」の順での並べてみる

地球はないが‥水金火木土‥の順で

2014.05.17.04:11 金星(東の空)Canon EOS Kiss X3 + 17-85mm

2014.05.17.19:46 水星(西北西)Canon EOS Kiss X3 + 17-85mm

2014.05.16.19:43 水星(西北西)Canon EOS Kiss X3 + 17-85mm

2014.05.17.16:57 展望台

5月17日午後8時ころの星図

               @高根展望台

土星と水星の大接近2013/11/26 07:00

11月26日の午前11時ころに土星と水星が見かけ上0°19’まで接近するというので、日の出前に東の空から昇ってくるところを待ちかまえて記録してみた。前夜の雨も上がり湿った地上から霧がたち上がりそうだったが、低い空の雲の中からふたつの惑星が昇ってくるのを確認できた。アイソン彗星が昇る時刻は午前5時38分ころなので薄明にかき消されて見ることはできない。

2013.11.26.05:27   NEX-5+Zuiko90mm ノートリ

2013.11.26.05:37   NEX-5+Zuiko90mm ノートリ

2013.11.26.05:38   α55+18-200(200mm) ノートリ

2013.11.26.06:03  NEX-5+Kenko63-540mm ノートリ

2013.11.26.06:03  NEX-5+Kenko63-540mm トリミング

2013.11.26.06:06 月齢22.3

天気図

衛星画像(赤外)

              TOKYO JAPAN

特大三角 金星とプレセペ星団 木星とヒヤデス星団2012/09/16 22:00

2012.09.16 夜明け前の東の空

冬のダイヤモンドと特大三角(金星・木星・シリウス)


木星とヒヤデス星団


金星とプレセペ星団


04:37オリオン座(α55+50mm+GP)

17:45夕陽(α55+170-500)

                      @高根展望台

金星の太陽面通過20122012/06/06 22:00

2004年6月8日に日本では130年ぶり、世界的にも122年ぶりに金星が太陽面を横切る現象がありましたが、全国的に天気には恵まれなかったようです。そ れから8年が経ち、2012年6月6日、今世紀最後の「金星の太陽面通過」がありました。

         名古屋(曇りのち晴れ) 東京(雨のち曇り)
   第1接触       07:10:56            07:10:53
   第2接触           07:28:33      07:28:29
   最小角距離        10:29:49      10:29:39
   第3接触           13:30:10      13:29:59
   第4接触           13:47:35      13:47:26

◆MAXI D:80mm f.l.1200mm + AstroSolar Safety Film + SLT-A55V +TA経緯台

  上の写真は10時29分ころ、下の写真は8時47分ころの金星の位置です。 

◆Zuiko90mm +EF75-300mm + AstroSolar Safety Film + EOS Kiss X3
 
◆MAXI D:80mm f.l.1200mm + AstroSolar Safety Film + SLT-A55V

◆遊星号 D:50mm f.l.800mm + AstroSolar Safety Film + NEX-5 +Vixen GP 

  ブラックドロップ(13時34分)

金星は地球の内側を公転しており、金星の軌道は地球の軌道から見ると斜めに傾いているので、太陽、金星、 地球が直線上に並ぶのは、およそ243年に4回。105.5年、8年、121.5年、8年という周期で繰り返します。

この次は105年後の2117年12月11日になります。台風3号の影響で観察できなかった地域もありましたが、東海地方以西ではおおむね観測できたようです。この天体ショーを観測できたことはとても貴重な体験となりました。

天文学者ケプラーによって初めて予測されたとされる金星の太陽面通過は、1639年にヨーロッパで初めて観測されて以来、世界的には今回が7回目となったようです。


金星は、太陽の左上(天の北東側)から入り、まっすぐ右(天の西側)に抜けますが、地球の自転に伴う太陽の傾きの変化を考慮せずに地上から観察すると、見かけ上の動きは金星が山なりに移動していくように見えます(NHK)。


地平線を基準とした見え方(経緯台で追尾した場合)

天の東西南北を基準とした見え方(赤道儀で追尾した場合)

◆朝の天気予報(関東、東北、北海道は一部地域で雨が降る曇り空となりました。)

 午前7時の気象衛星写真(雲の様子)曇りと晴れのちょうど中間地点(気象庁)

  6日午前9時の天気図(気象庁)東海地方は6月8日に梅雨入りとなりました。

◆午前7時の東の空‥

  天気の境界線‥午前9時には快晴になりました^^。

  午前9時~12時は雲ひとつ無い快晴で‥今季初の真夏日になりました^^v

  しかし、正午過ぎから雲が多くなり‥台風3号の吹き返しが強くなりました。
  
◆ニュース7(NHK)


◆国立天文台が撮影した金星の太陽面通過など‥(NAOJ/JAXA)
http://www.nao.ac.jp/news/topics/2012/20120606-venus-transit.html

               @高根展望台

金星・火星・土星(MAXI)2012/04/28 23:00

1200mmF15屈折望遠鏡での視直径の比較です。カメラはNEX-5です。

19:35 金星(おうし座) 光度-4.5 視直径約36” iso800 1/2000s

19:51 火星(しし座) 光度-0.1 視直径約10” iso800 1/200s

19:53 土星(おとめ座) 光度 0.3 視直径約19” iso800 1/30s

大きさの比較(ピクセル等倍)

上の月面の写真は↓この写真の四角の部分です(1200mmノートリ)。

風が吹いていたので倍率を上げての撮影は出来ませんでした。

                MAXI+NEX-5@高根展望台